AdSense(アドセンス)のアカウントを開設してそのアカウントが有効になった後は、実際に広告コードをメディアに貼り付けて広告を表示させていく。
そんな手順を前回は紹介しましたが、これで実際にAdSense(アドセンス)広告についての話はほどんと終わりになります。
あとは広告の掲載位置を微調整しながらベストの位置を探っていくだけです。
一般的に効果がある広告の位置は? という疑問はあると思いますが、これはAdSense(アドセンス)のサポートページにも書かれているので参考にすると良いです。
アクセス数 × クリック率 × クリック単価 = AdSense(アドセンス)の報酬
これがAdSense(アドセンス)の方針を表す簡単な式になる訳ですけど、広告掲載位置の微調整は「クリック率」を上げる為の調整になります。
収益を高めていくためにメディア運営者として出来ることは、まずは自分のメディアにアクセスをたくさん集めることです。
そしてもうひとつが集めたアクセスに対してどの程度のユーザーがクリックしてくれるのか、という「クリック率」を高めること。
AdSense(アドセンス)の収入は基本的にこれらの掛け算で決まるので、運営者として出来るこの両方をやっていくことが最も効率的なんです。
まずはこの広告位置で一週間試して効果を測定して、次の一週間は別の広告掲載位置で効果を測定して、その結果を比較して…
というような地道な検証は確かに面倒なので、シンプルにアクセス数を多くすることに注力した方が良いような気もしてきます。
でも実際にやってみると、自分が記事を書いているメディアのアクセス数を増やしていくことは、そう簡単にできることではありません。
もう「それが簡単に出来れば苦労はしない」というような世界です。
もちろん大きな目標としては、ためになる記事、役に立つ記事、面白い記事をたくさん書いてアクセス数をばんばん上げていくこと。
だけどそれはきっとメディア運営者は皆やっていることで、そう簡単にそんな記事が書けてアクセスが増えるという話にはならないんですよね。
だからこそ、少しでもクリック率を高めていくために、広告掲載位置の微調整をやっていき、同じアクセス数の中で出来るだけ多くの収益をあげられるようにと考える訳です。
それによって少しでもクリックのパーセンテージが変われば、それだけ収益が増える可能性も出てくるので、やる価値は充分にあるはずです。
とは言っても。
有益な記事を積み重ねていくことでメディアのコンテンツを充実させて、その結果少しずつアクセスを増やしていくこと。
そして限られたアクセスの中で出来る限り収益を高めようと、広告を掲載する位置を検証しながら微調整していくこと。
これらのことは別にどちらかしか出来ない訳ではありません。
記事を書きながら広告の掲載位置を検証していくことは普通に出来ることなので、結局は両方を意識しながらやっていくのが正解ということになります。
有益な情報を読む方に伝えようと文章を考えていくという作業は、実際にやってみると非常に消耗する作業だということが分かります。
体力は問題ないのにもう文章を書くことが出来そうにない…という状態になることも多いです。
一度気分転換をしないともう書けない、ということもある。
これは結構苦しいことなんですけど、だからこそ、です。
全員が簡単に出来ることではないからこそ、記事を書いてメディアのコンテンツを充実させていくことは誰にでも出来る訳ではありません。
だからこそ収入を得られる可能性もある。
これからAdSense(アドセンス)に挑戦するために自分のメディアを作っていく方には、そう考えて頑張って頂きたいと思います。
誰にでも簡単に出来ることだったらそれで稼ぐことなんて出来ないですから。