前回はAdSense(アドセンス)で収入を得る基本的な仕組みについて考えてみました。
色々な要素が絡むのでそこまで単純ではないかも知れませんが、分かりやすく式にすると以下のような考え方になります。
アクセス数 × クリック率 × クリック単価 = メディアの収益
これを見るとやはりアクセス数が非常に重要になってくることが分かります。
作成したメディアがどの程度の人数に閲覧されるのかが重要ということは、つまり発信する情報の内容が重要になってくるとも言えます。
情報を発信する側としては、コンテンツの質と量を確保したメディアを作ってニーズに応えていく必要がある、ということですね。
これは言うほど簡単なことではありませんが、コンテンツの質を高めることはメディアの基本なので、そこを常に意識しておくのは非常に大事なんです。
私も今までたくさんのメディアを作ってきて、上手くいったと感じる時もあったし、作業量を考えるとそうでもなかったと感じる場合もありました。
上手くいかなかったパターンでは、やっぱり情報を上手く伝達出来ていなかったり、情報を出し惜しみをしていたりしていた気がします。
そもそもニーズがない情報を発信していた場合もありますが…
コンテンツの質と量、そして意外に重要なのが「分かりやすさ」で、これらを兼ね備えたメディアを作っていくことが当面の目標となります。
あとは全体の何パーセントの方が広告をクリックするかを示す「クリック率」によって、掲載している広告がクリックされる回数が変わります。
これは掲載している広告の種類や配置場所によって少しずつ変わってくるもので、どの位置に広告を配置すれば良いかは試行錯誤が必要になります。
一般的にクリックされやすい広告の位置などは決まっているので、基本的なルールに従って広告を配置していくことが重要になってきます。
このあたりの話は別のカテゴリで詳しく説明をしていくつもりなので、その際に改めてしっかりと勉強しておきたいところです。
あとはクリック単価という要素がありますが、これは広告を出す側が決める1クリックあたりの単価で、表示される広告はこの単価による入札形式で決まります。
そもそもAdSense(アドセンス)の大きな特徴として「コンテンツマッチ」という考え方があるので、表示される広告はある程度決まっては来ますが…
クリック単価の高い広告が基本的には表示されることになります。
コンテンツマッチについては次回に詳しく取り上げることにしますが、クリック単価に関してこちらで努力できる要素はそれほど多くないです。
なので「大体1クリックいくらくらい」という考え方でOKだと思います。
今回の話で一番伝えたいのが「AdSense(アドセンス)の収益は幾つかの要素のかけ算になっている」という点です。
掛け算なのでどれか一つでも数値がゼロになると、それぞれを掛けた計算結果である収益もゼロになってしまうことに。
アクセス数がゼロの場合は収益がゼロであるのは当然ですよね。
また、掛け算ということで、それぞれの数値が少し大きくなるだけで、結果として収益がかなり大きくなるという場合もあるんです。
先ほども少し書いたようにクリック率について気にするのも、最終的な収益が掛け算によって算出されるものだからです。
アクセス数を1.5倍にするのは結構大変ですが、クリック率を微調整して1.5倍にすることは可能性としては充分にあり得ます。
もちろんメディアを運営している側としては、アクセス数を増やすこと、つまりニーズのある情報を提供することに意識を向けるべきではありますが…
それでも最終的な収益を決めるのは掛け算の要素であることを意識して、クリック率についても意識をした方が結果が出やすいです。