インターネット上で作成されるメディアにとって「アクセス数」はどうしても意識せざるを得ない存在で…という話を前回は紹介しました。
何らかの情報を発信している以上、その情報をどの程度の人数が閲覧しているかはやはり重要で、メディアの価値を決める大きな要素だと言えます。
人々のニーズが大きいジャンルほど絶対的なアクセスは多いけれど、そのアクセスを強力なライバルと奪い合う必要があってそう簡単ではありません。
なので、出来れば少しライバルが少ないジャンルで情報を発信したいところですが、そうなるとあまりニーズがないため結局はアクセスがない状態に。
例えばダイエットというジャンルではライバルが強力すぎるので、もっと細かい分野として汗を止めるリストバンドの素材にフォーカスしたメディアを作ったとします。
そこまで細かい部分に注目したメディアはそれ程多くはないか、もしくは全くないかも知れませんが、そんな情報を誰が求めるかはちょっと疑問ですよね。
そうなると結局はアクセスがないので広告も意味がなくなってしまい、そのメディアで収益をあげることが難しくなってしまいます。
今回はこのあたりの話、メディアのアクセス数とAdSense(アドセンス)での収益の関係について考えてみたいと思います。
まず、AdSense(アドセンス)の基本的なルールとして、掲載した広告がクリックされた時にはじめて報酬が発生するというものがあります。
自分のメディアに広告を掲載して、その広告がクリックされる度に、メディアを運営している側に報酬が支払われることになる、という流れです。
この「クリックされる」という行為は、例えば商品を紹介して買ってもらうように持っていく場合に比べると相当ハードルが低いことなんです。
商品を販売する場合は閲覧してくれる方に出費を強いることになりますが、AdSense(アドセンス)の場合は興味のある広告があったらクリックするだけ。
このハードルの違いは非常に大きいと思います。
サイトを閲覧している方が、そのサイトに表示されている広告をクリックする確率は、実際そこまで高くはありません。
だけどゼロでもないので、ざっくりと言ってしまうと以下のような収入の式が成り立つことに。
アクセス数 × クリック率 × クリック単価 = メディアの収益
これをもう少し具体的な数値で説明すると、例えば自分のメディアに一日10000人の方が訪問してくれる場合で考えてみると…
10000 × 1% × 15円/クリック = 1500円/日の利益
という計算が成り立ちます。
土曜日と日曜日には、仕事系のメディアはあまりアクセスが伸びない傾向にあって、上記の計算が毎日続く訳ではありませんが…
単純に1500円/日×30日で計算すると、毎月45000円の収益が発生することになります。
一日に10000人を集めることが出来るメディアを作るのは結構な難易度ですが、AdSense(アドセンス)によって収入を得る流れはイメージ出来ると思います。
クリック率とかクリック単価などの要素も収益には大きな影響を与えます。
クリック率は微調整することで少しずつ高めていくことは出来ますが、メディアを作る側の頑張りが一番反映されるのが「アクセス数」ということになります。
上記の式を見て頂ければ、アクセス数が収益に直接関係してくることが分かると思います。
テレビ番組における視聴率は広告費に大きな影響を与えるそうですが、アクセス数はそれと同じくらい重要な要素になってくる訳です。