前回は自分のメディアを作って情報を発信していく中で、文章を書くことに慣れていないために記事を書く作業が進まない場合にどうすれば良いか。
前回はそのあたりについて考えてみました。
具体的な解決方法は恐ろしいほど原始的なやり方で「下手でも良いのでとにかくどんどん書いていくこと」でしたが、正直言ってもうこれしかないと思います。
何事にも同じことが言えますが、何かのスキルを高めていくためにはたくさん練習して上手くなっていくしか方法はありません。
例えば野球ではボールを打つために正しいバットの振り方を身に付ける必要があります。
正しいバットの振り方を身に付けるためには、毎日素振りをして自分の身体にその動きを覚え込ませるしかありません。
それを例えば動画で理想的なスイングを解析して、そのための筋肉の動きがどうなっているかを調べて…とかやるのは変ですよね。
確かに頭を使うことは大事ではありますけど、それ以上に自分の身体を動かすことが重要で、それがないと上達が全然遅くなるのは容易に想像が出来ます。
文章を書くこともそれと同じです。
スポーツで例えると大抵の方はすぐに納得するんですけど、机の上で完結することについて「とにかくたくさん文章を書きましょう」と言ってもあまり響かない気がします。
分かりやすく身体を動かすスポーツではないため、自分の手を動かして練習することが重要だという感覚が少しだけ薄いのかも知れません。
いくら文豪と呼ばれる方が書いた文章を読んだり、村上春樹氏ばりの比喩表現を暗記したりしても、結局自分で文章を書くことをしない限り上達はしません。
なので文章を書くこと自体に慣れることと、分かりやすい文章を書くことが出来るようになるために、どんどん書いていくしかありません。
人の文章を読んで良いとか悪いとか言う評論家になりたければ、頑張ってたくさんの文章を書いて練習をする必要はないですが…
今はそうした評論を発表する場があるので、評論家になりたければそれもアリだと思います。
でも、AdSense(アドセンス)で収入を得たいと考えているのなら、評論家の立場ではそれを実現するのは難しいです。
自分のメディアで情報を発信していくためには、やっぱり評論する側ではなく評論される側になる必要があるんです。
そのためには、最初は慣れていないから下手で当たり前と思い、どんどん文章を書いて経験を積んでいくように心がけることが重要になってきます。
プロが書く文章を読む機会が多いはずなので、それに比べると自分の書く文章が拙いということは自分で分かってしまうと思います。
だけどそこで「上手く書けないから書かない」ではいつまで経っても上達しないので、現状を認識した上で経験を積んでいくしかありません。
これは結構地道な訓練になってくるので、先が遠いと感じてあまりやりたくないと思ってしまうかも知れません。
でも、こうして練習して文章を書くことに慣れるというのは、紛れもなく自分自身のスキルを高めるということです。
一度そのスキルを身に付ければ、余程後々で怠けない限りはそのスキルがなくなることはなく、ずっと文章を書いて情報を発信することが出来るようになります。
そして、そうした面倒なことを全ての方がやるかというと、そんなことはないので、そのスキルを身に付けるだけでも結構有利になります。
そのあたりの損得を考えてでも良いので、まずは文章をたくさん書いて少しでも文章を書くことに慣れてスキルを高めていくことをおすすめします。