自分のメディアを作って情報を発信していく際には、発信する情報のジャンルを絞っていく必要がある、という話を前回は紹介しました。
メディアのあり方として理想的なのは「YAHOO!」のように、ありとあらゆる情報がそこにはある、という状態だと思います。
でもそれを個人でやるのは物理的に不可能です。
理想を追い求めて不可能と思われることに挑戦する、ということも必要だし、最初から不可能と決めつけるのも良くないとは思います。
だけど、膨大な情報を処理して分かりやすく発信していくにしても、物量が多すぎて絶対に一人では出来ないのは間違いありません。
不可能なことに挑戦する!という言葉は聞こえは良いです。
ですが、例えば短パンとTシャツで冬山登山をすることは挑戦とは呼ばず、単なる事前調査不足とか無謀という言葉が適切ではないかと思います。
冬山登山をすること自体が挑戦なので、それを実現するために色々なことを調べて、出来るだけリスクがないように考えて計画を進めていく。
これが挑戦を成功させる大きなポイントになるはずです。
AdSense(アドセンス)でも似たような話が当てはまります。
AdSense(アドセンス)で収入を得ること自体がもう挑戦なので、出来るだけ成果が出やすいやり方を考えて、そのために出来るだけのことをやっていく。
そうすることで目標を達成することが出来る訳です。
個人で運営するメディアで収入を得ようとする訳ですから、大企業が優秀な人材を採用して本気でやっているジャンルで戦うのは避けた方が良いです。
かけることが出来る人数や時間などがそもそも違うので、そこで勝つことは非常に難しいし、勝てなくても別に恥ではありません。
そこを認識せずに無謀な戦いを挑む方がむしろ恥ずかしい。
そんな訳で、個人で運営するメディアでは情報を絞っていき、偏った情報発信をすることにフォーカスした方が良いという話でした。
結構昔の話ですが、本業で取引のある会社で割と高い役職にいる方が、定年ではないのに退職をするという話を聞きました。
噂話を含めてではありますけど、色々と話を聞いていくとどうやら「インターネットのサイトを運営することで収入を得ていく」というような主旨で退職されるとのことでした。
今のようにインターネットが発達していない時代だったので、これはかなり思い切った決断です。
多分退職までされて挑戦する訳ですから、当サイトでおすすめしているような偏った情報発信ではなく、満遍なく色々な情報を発信することを考えていたのかな、と思います。
もう10年以上も昔の話なので、もし上手くいっている場合はきっともう何もしなくても収入が勝手に発生する状態になっているはずです。
しかし上手くいっていない場合はもうその挑戦を継続出来なくなっていて、恐らく別の就職先を探してそこで働いているはず。
色々考えて決断したことであるはずなので、上手くいって欲しいと願わずにはいられませんが、やっぱり「YAHOO!」に戦いを挑むのは分が悪い気がします。
非常に優秀な方だったので、経験していく中でやり方を変えていき、今はもっと個人で出来ることにフォーカスして上手くいっている可能性もあるかなと思います。
これはかなり個人的な話になってしまいましたが、情報発信をする際にはひとつのジャンルにフォーカスする、という話をしていたら思い出してしまいました。
別に退職しなくてもインターネットを使ったビジネスは出来るので、今回紹介した話は当サイトとしてはあまり良い例ではないと考えています。
仕事を辞めることを考えているにしても、ある程度成果が出てからの退職でも遅くないですから。